この物語はフィクションです。

今回は不倫された女性が、不倫した女性に脅されたお話です。被害者の女性にインタビューできましたので紹介します。ではどうぞ。

世の中には、不倫の渦中にわざわざ入りたがる女性がいるという話を聞いたことがあります。いわゆる『不倫女子』というようですが、私はその不倫女子の被害者の一人です。

どういった被害に遭われたのでしょうか。

結婚して2年目になったばかりの頃、自宅の電話が鳴り、応答しても無言のまま。それから数日に1回無言電話がかかってくるようになりました。

最初はイタズラ電話から始まったということでしょうか。

はい、そうです。気味が悪く、夫が帰宅してすぐさまそれを告げると、夫も一緒になって不審がっていました。

それから何がありましたか。

それから1か月ほどした頃、とうとうその無言電話の相手が声を発したのです。「夫と別れろ」と……。

知らない方から急に言われると怖いですね。

すぐさま夫に問いただしましたが、知らぬ存ぜぬという態度で「人違いだから一緒になって相手を突き止めよう」と言うのです。その表情が真剣そのもので、とても嘘を言っているようには感じられませんでした。

旦那さんも知らなかった、または知らないフリをしていたということですね。

私もその気になってその場は終わりましたが、思い返してみるとどうもおかしいのです。なぜなら無言電話の相手はその時、夫の名前を確かに言っていたのです。
探偵事務所に調査を依頼

旦那さんのお名前を知っているならそれなりに近しい方ですね。そのあとの対応はどうされたのでしょうか。

そのことに気づいてから、私は夫に極秘で不倫調査をしてもらうために探偵事務所を探しました。

探偵事務所はどのように決めましたか。

いくつかメールでやりとりをさせていただき、そのなかでも特に親身になって事情を聞いてくれた探偵事務所に決めました。

探偵事務所の結果次第で、どのようなことを求めていましたか。

もしも不倫が事実だった場合、私の要求は相手への慰謝料請求です。不貞行為の証拠があり、不倫相手の住所が分かれば、慰謝料請求ができるとのことでした。そこですぐに調査をしてもらうことにしました。

もともは旦那さんは知らないというスタンスでしたよね。それでどうなりましたか。

私から提供する情報は何もなかったのでかなり時間がかかりました。その間も相手からの電話は続きます。でも私が探偵事務所に調査をお願いしていることは、夫にも相手にも知られてはならないので、これまでと同じ態度で受話器を取っていました。

電話対応はされていたのですね。いずれにしても誰からかかってくるのか分からないので、撮り続けなければならないです。

激しい怒りが溢れ出てくるのをグッと抑えて、毎日を送り続けなければならないのがとても苦しく、いつか精神的に押しつぶされるのではないかと思ったほどです。探偵事務所の調査が終わるまでは、我慢との闘いでした。
苦悶は結末へ

探偵事務所へ依頼した結果を教えてください。

ようやく探偵事務所から調査終了の連絡を受けたのは、依頼をしてから4か月経ったぐらいでした。

だいぶ時間がかかりましたね。

それまでも定期的に調査の途中経過をご報告いただいていて、夫の不倫は早いうちに確認できていましたが、不倫相手の住所特定に時間がかかりました。

時間がかかった理由を教えてください。

その理由は、彼女はいわゆる不倫女子で、何人もの相手と不倫を繰り返していたからでした。その日に帰る場所が一致せず、特定が難しかったとのことです。

大変でしたね。

調査終了後、相手の住所と、二人で数回ラブホテルに出入りしている写真を確実な証拠として夫と不倫女子に確認したところ、二人とも不倫を認めました。そして、不倫女子への慰謝料請求を済ませ、夫とも離婚しました。

結果的に旦那さんは不倫をしていて事実を隠していたんですね。

初めて無言電話を受けてから半年間は心がつぶされそうでとても苦しく、とても長く感じられました。

半年ですか。だいぶ長いですね。

でも探偵事務所の方から定期的に報告をしていただけて、少しずつではありますが気持ちが楽になっていく感じがしました。「助けてくれる人がいる、と思うだけでこんなにも心が軽くなっていくものなのかと驚きました。

そうですね。相談や悩み事を共有できるだけでもだいぶ違います。今後はどうされる予定ですか。

今回は離婚という選択肢になりましたが、新たな人生を楽しみに前を向いて進んでいきたいと思います。

そうですか。短いですがインタビューありがとうございました。
